自分で身体を動かす事が出来ない寝たきり状態の在宅介護をする時、介護者が着替えやシーツ交換・寝返り・方向転換などをしますが、介護者にとっては毎日頻繁に行う事でもあり腰痛を起こしたり身体に負担がかかり、介護者が長期的な負担から身体を壊してしまう場合も多々あります。

在宅介護でラクな寝返り・シーツ交換・着替えなど、どの様にされていますか?

私の父が入院中、病院で付き添い介護をしている時に介護士さんがやっていた介護方法は、在宅介護で介護される人も介護する人も負担のかからない方法で、しかも簡単です。超特大の大判バスタオルを使えば出来てしまう在宅介護の方法を紹介しますね。

超特大の大判バスタオルを、介護する人の下に頭の位置から身体の下に向かい縦方向にひきます。頭の位置から膝のあたりまであればOKです。

床ずれなどの防止のためや体位の移動で左右の方向転換をすると思いますが、その際に例えば”右”を向きたい時、介護者は左側にいてバスタオルの左側の上と下を持ち、右に向かって持ち上げる感じで「クルッ!」と回してあげるんです。

そうすると介護される人も負担が少なくクルッと方向転換でき、本人も介護者も早くラクに方向転換できます。

またシーツ交換も同様に、右を向いてる時にシーツの左側をはずし、ベットの中央に向かって「のり巻きを巻く」ような感じで細長く縦に丸め込みます。

次に新しいシーツを空いたスペースに引いてしまい、バスタオル移動を使って介護される人を逆方向に移動、中央にまとまっているシーツをスルリとはずし同時に新しくひいたシーツをひっぱって引くと「ハイ!完成」です。

中央に丸まってるシーツを乗り越えるのを想像すると大変そうに感じると思いますが、縦長になっているので大丈夫!シーツを取り替える時はスゴク楽に出来ます。

シーツ交換と同様、着替えも同じようにできます。

この介護方法を使うと介護する人をベットから異動させなくても、ベットの上に寝ている状態で出来ますし介護者も一人でOK!手早く楽に出来ます。

バスタオルの代わりにシーツを半分に折って使う事もして見ましたが、タオル地のシーツなら上手く出来るのですが、普通のシーツだと着ているパジャマにもよりますが「クルッ!」とさせる時にシーツから身体が滑ってしまい上手く出来ないのでタオル地が最適だと思います。
 
両手を使って移動の介護をする場合、介護者の手のひら2箇所や指の圧が介護される人の身体にかかりますが、タオル移動は集中して圧がかからないので介護される人も楽なんですね。

介護される人、介護する人、両方に負担が少なくて手早く楽に出来る介護経験談。今、介護をされてる方の悩みが1つでも解決できれば嬉しいです。是非一度試してみてください。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
また遊びに来てくれると喜びます。(≧▽≦)/

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