介護初日は、あっ!と言う間でした。

やっと病院にたどり着いたのが 翌日の午後2時過ぎでした。家から病院まで交通機関の乗り継ぎ数時間、電話で聞いてはいても実際に父に会うまで落ち着かずいろんなことを考えていました。

父と対面!昨夜は集中治療室で過ごし、私が到着した時は一般病棟に移動したばかりでした。話しかけて手を握るとわかった様子でしたが、父とゆっくり話す間もなく看護師さんに呼ばれ、お医者さんから詳しい病状の説明、今後の治療方針などの話があり、その後は看護師さんから諸々の説明。

やっと父の病室に戻ると夕食の準備が始まっていました。父はその晩、点滴のみでした。

意識がハッキリせず朦朧とした状態だったので、自分がどこにいるとか、自分の身体がどうなっているのかわからず、家に帰ろうと言ったり、日常生活はメガネをかけているのでメガネが無いと探し始めようとしたり、朦朧とした意識の中で動かない身体を動かそうとする姿に、手を握りながら涙が込み上げてきました。

時間の経過とともに私が話をすると理解できたり、また同じ話や同じ事を繰り返してみたり、意識がハッキリしたり朦朧としたり、父と堂々巡りの会話の連続でした。

ふと気づくと、今夜、泊まる場所は?

ナースステーションで聞いてみると、家族が付き添いで泊まる場合は個室になるけど、今は満室で個室が空く予定がないのと、今日から父は一般病棟、男性ばかりの病室に娘の私は無理と言われ。

気がついた時は夜も遅くなっていて、泊まれるところを早急に探さないといけないんだけど、土地勘も知り合いもいない場所で、病院の近くにホテルがあるのかもわからない状況の中、ナースステーションに戻って病院から一番近いホテルを教えてもらいました。

さて今度はホテルに電話をして事情を説明し直接電話交渉してみると、なんとか2泊だけ宿泊予約ができたので安心して入院の手続きのことや準備等、急いでしないといけない事だけをして病院を出てホテルに向かいました。

夜11時を過ぎてからホテルにチェックインができて、部屋に入った途端、あっ!
その時まだ家族に連絡を入れてない事に気づき、家族が待つ家に連絡をしてから、お風呂に入り、ひと呼吸 ふぅ~!

時計の針は午前1時をまわり、父に会えて様子もわかり安心したのか、食事も忘れベットに入るなり意識はありませんでした。介護の初日はアッ!と言う間に過ぎ会話介護で終わりとなりました。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
また遊びに来てくれると喜びます。(≧▽≦)/

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