介護のはじまりは、夜遅くの1本の電話からでした。

私の父は、風邪をひいたとか寝込んだとか病院に行ったなどの姿を見たことが無いぐらい元気で、選手生活を引退後はインストラクターや選手の育成などスポーツ万能!その日も、元気いっぱいで出張に出かけました。

「出張先のホテルに、無事到着!」と電話が来てから数時間後、今度は聞いた事のない救急病院から電話が入り咄嗟に何かが起きた!と感じ娘であることを伝えると「今、お父さんが、脳出血で倒れ運ばれて来ました」と‥‥

電話の向こうから聞こえる、お医者さんからの病状の説明と看護師さんからの説明を聞き、電話を切った後は、とにかく冷静に気持を落着け家族に伝えながら、入院に必要な物や着替えなど思いつく物をキャスター付きの特大スーツケースに入るだけ詰め込みました。

すぐ病院に駆け付けたくても その時は遠方への出張で夜も遅く交通手段もありません。車で行く手段も考えましたが、途中で何かあった時どうすることも出来ないので、連絡が入ってから数時間の間に家にいる家族のことや病院に行くしたくをしていたらアッという間に朝になりました。

一番早く着くであろう交通手段を選び 病院にむかいましたが父との初対面は、日も変わり翌日でした。父本人も私も家族も、まさか父が脳出血で倒れるとは‥‥思ってもいませんでした。

ある日突然!自分で自分の身体を自由に動かせなくなった父でしたが、言葉は話すことが出来たので会話をすることはできました。

意識が戻った時は激変した自分の身体になにが起きたのか?会話はできても今まで全てのことを何でも自由に自分で出来たのに、手も足も身体も動かず座ることもできず寝たきりの父がいました。

自分自身が突然そういう状態になったらと考えた時、頭では理解できても現実を受け入れられない、受け入れたくない自分がいるかもしれない。

今後、自分の身体は今までと同じ生活ができる身体に戻るんだろうか?自分はどうなるんだろう?どういう生活になるんだろう?と寝たきりのベットで考え続けるだろう。と父の姿を見ながら思い、同じ目線で物事を考え感じながら接していこうと思ったのでした。

その日から知り合いもいない見知らぬ土地で親子2人で二人三脚、悪戦苦闘・試行錯誤しながらの付き添い介護の日が始まりました。

父の介護をしながら日々直面する介護の悩みや問題などを、介護される側とする側の両方の立場から見た介護体験・経験談などを、今、実際に介護をしている家族介護者が情報発信し、介護の悩み解決になったり介護のヒントなど何かのお役に立てればと思い、いろいろな介護の情報を発信しています。

ここまで読んでいただき、
ありがとうございます。
また遊びに来てくれると嬉しいです。(≧▽≦)

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